日本製品の魅力:靴
■紳士靴の魅力
厳しい要求に応えることが日本メーカーの誇り
日本の靴の製造は1800年代後半から軍靴を作っていた歴史からスタートしているので、頑強で、長持ちするように、丁寧でしっかりした作りがベースになっている。
さらに、日本では1970年代から経済の発展とともに、消費者のファッションへの関心が強まり、日本人特有の足の形を美しく見せる靴が求められたのである。
また、日本人の50代以上の人たちは畳を中心とした生活様式が残っていたため甲高幅広の 足形が多く、40代以下の人たちは西洋式の生活様式となり、足の形も欧米型へと変化している。
日本のメーカーはこの足型や生活様式の急速な「変化と多様性」にフィットさせる「対応力」を高めてきた。常に変化に対応し続けながらベストの商品を目指していくのが、日本の靴作りの歴史とも言える。
日本の大手靴メーカーの一つであるリーガルコーポレーションでは、足の骨格構造を考慮することで、フィッティング性を高めた作りとなっている。
また、生産モデルにもよるが、よりフィッティングを高めるために足型の中心線が内側に入り込んだ設計にしているものも存在する、大量生産の場合、内側にしわが出るなどの問題が起きやすく敬遠されるが、あえて履き心地のために採用している。
日本人顧客の品質に対する要求はおそらく世界で最も厳しい。メーカーもこの要求に誠実に応えるために技術を高めてきたので、日本の靴業界には、高度な技術を持った技術者が育った。アジアのメーカーは日本からの仕事は品質基準が厳しすぎると敬遠することも多い。このためビジネス・ドレスシューズのほとんどは加工賃が安いアジアではなく、国内で製造している。
リーガル社の運営する特定店舗では、木型制作、仮縫い付きのあるフルオーダーメードも行っている。これには費用と時間がかかるが、若いころから衣服や靴に大金を投じて、良いものを身につけてきた顧客からの注文が増えてきている。彼らの素材や色、形状に対する要望は新たな製品開発に生かすことで、既製品も進化を続けているのである。
靴の品質を決定づける第一は素材なので、皮革製造業者との長い付き合いの中で企業の要求に適した良質の原料を提供していただいている。また、素材について独自の検査基準を設け、屈曲、摩耗、染色などの他、安全安心に関しても厳しい品質管理を行っている。
当然のことだが、素材特性を生かすために、パーツに合わせた最適な部位を使用する型取り・裁断も大切なノウハウである。
靴の製法は長年使うことを前提に、グッドイヤーウェルト製法を採用、中底にも皮革を使うことにより足になじみ、履き心地が良くなってくる。
品質に厳しい日本人に鍛えられた日本の靴メーカーは、アジアやヨーロッパ人種への対応力も備えている。顧客の厳しい要求に応えることが日本メーカーの誇りなのだ。
今回の出展では、世界中からの旅行客の買い物が多い香港での顧客、バイヤーの反応を知りたいと話されていた。
特定非営利活動法人日本靴工業会
株式会社リーガルコーポレーション
紳士営業部 部長 青野元一
■婦人靴の魅力
世界で最も刺激的なマーケットから発信する日本の靴
日本のストリートファッションは世界で一番刺激的だと海外から視察にくる有名デザイナーが少なくありません。日本の若者は世界で最も個性的でオリジナリティのあるファッションを身に着けているといいます。
彼らが、この個性的なファッションを支えている日本の婦人靴売り場を見ると、その商品バリエーションの豊富さに驚かれます。日本の婦人靴は、日本女性の多様なファッションにコーディネートできるように、デザインのバリエーションを増やしてきたのです。
ヨーロッパの影響を受けたエレガントなデザインに加えて、機能性を重視したスポーティーなデザインも豊富にあります。とくにかわいいデザインは、アジア人種に似合うからと、多くの観光客が購入していきます。
さらに、日本マーケットでは、常に新しい提案をしていかないと飽きられてしまうために、短いサイクルで次々に新商品が投入されていきます。
日本の靴メーカーは、このような豊富なデザインを短納期で提案し、競争が激しいマーケットの中で生き残るために、常に消費者を意識した靴づくりを心がけてきました。トラブルが起きないように丁寧で良い作り。湿度が高い風土に合わせた実用性があり、アジア人種の足に合う機能性もあるのです。
日本では大量の靴を安く作ることは難しくなってきましたが、消費者の要求に応える高度な技術力や細かな対応力は優れています。常々「世界の中に日本がある」のではなく、「日本の中に世界がある」という心意気で靴を作っています。世界中からの要求に応えられるように、新しいデザインに挑戦しながら、技術を高めているのです。
シャミオールの大澤会長は、「日本では和食が、メキシコではメキシコ料理、中国では中華が美味しいというようにそれぞれの国の最高の料理はどれも美味しいものである。
料理と同じで、靴もイタリアであろうが、中国であろうが最高のものは間違いなく良いものである。
料理が比べられないように、最高レベルの靴に関してもどこが良い、と優劣をつけるのは難しい。高いレベルに達しようと努力する姿勢が大事なのだ。
ただ、和食、中華と個性があるように、日本の靴も日本酒や刺身といった個性を持つ必要があると思う。高いレベルの和食は、日本の伝統や文化を表現しながら、世界中で受け入れられて、高い評価を得ている。
靴も高いレベル、世界で評価を受けることができるだろう。
これからは、素材に伝統的な西陣織や、昨年からスタートした日本の認定エコレザーを取り入れて、日本の「味」を作っていきたい。」と抱負を語ってくれました。
全日本革靴工業協同組合連合会
株式会社シャミオール
代表取締役会長 大澤重見
香港APLF出展企業一覧:靴
『靴における快適性とは何か』をテーマに伝統に培われた技術とテクノロジーとの融合を図り、健康志向をベースに、ファッション性と機能を追求した靴つくり
株式会社 アキオ製靴(靴)
1945年、東京都足立区で創業したアキオ製靴は今年、63年目を迎える。
創業者 篠原義明はビジネスシューズしかない時代に、ゴルフのプレー後に履く靴とは何か?を考え、むくんだ足を優しく包み込むような靴が欲しい、と試行錯誤を繰り返し、「プラットカップ製法」を生み出した。硬い中底を用いないでソフトで返りが良いこの製法を用いて軽い靴を完成させ、「AKIO GOLF」ブランドとして世に送り出した。
東京、秋田に生産工場を持ち、日本製へのこだわりを持って靴作りをしている。
主に紳士靴を生産、自社ブランドの他にOEM生産も受けている。その大部分はプラットカップ製法であり、業界からもこの製法の完成度に対して高い評価を受けている。
主に全国有名百貨店で販売されており、メンズのカジュアルシーンに最適なブランドとして「AKIO GOLF」の地位が確立されている。
「AKIO GOLF」ブランドは1990年に台湾へ輸出を開始し、現地の百貨店への販売ルートを開拓した。さらに、香港市場へも拡大し、現地資本の百貨店、ブランドショップでも「AKIO GOLF」を扱うようになった。どの地域でも足にやさしく、軽量・ソフト・履き易さが評価されている。
2007年には韓国大手靴専門店チエーンへ「GLOBAL GOLF」ブランドで販売を開始。ここでも「プラットカップ製法」は高い評価を得ている。
日本を含むアジア圏の人々の足にフィットした「AKIO GOLF」「GLOBAL GOLF」はさらに履きよい靴を研究、開発し、アジアから欧米へとこの靴の良さを広めていきたい。
会社名:株式会社アキオ製靴
会社所在地:〒120-0044 東京都足立区千住緑町三丁目1番17号
代表者名:篠原明雄
担当部署名:海外業務部
担当者名:長村邦男
電話番号 :03-3882-5001
FAX番号:03-3879-2170
Eメール:info@akioshoes.co.jp
ホームページURL:http://www.akioshoes.co.jp
高質な日常をテーマに、「普遍的で良い靴」を提供します
エースコーポレーション(靴)
オリジナルの婦人靴を企画製造するエースコーポレーションのブランドは大人のためのデイリーパンプス「ACE」、カジュアルウォーキングシューズ「Mig-Ra-I」、最高級レベルの本格パンプス「PRIFIX」、今春新しくデビューする、30代キャリアに向け、程よくトレンドをまぶしたきれいパンプス「Lulu du Mii」など幅広く展開しています。これらの商品は日本国内の有名百貨店の他、上海伊勢丹でもお買い求めいただけます。エースの靴は機能性とシルエットのバランスがとれていて完成度の高い靴であると、お取引先から評価されています。その秘訣は「靴型は靴作りの基本であり」自社ブランドの靴型は全て社内で製作している事にあります。また、履いたときの美しさを求めて靴型のシルエットやカットラインを設計し、製造工程においても靴型のシルエットを出すような技術を中心に置いています。
創業以来の理念は「当社は常に個性豊かな履きよい靴を作り、人々に満足を提供することを念願とする」とうもので、この基本は変わりません。50年以上"顧客満足"を重視してきた姿勢が、日本のファクトリーブランドのリーダーと言われるようになった、と自負しております。今年はさらに市場とお客様の期待に応える商品作りのスピードを上げることをテーマとして進めています。
会社名:エースコーポレーション
会社所在地:〒182-0034 東京都調布市下石原3丁目21-3
代表者名:小林雄次
担当者名:小林雄次
電話番号:042-484-0151
FAX番号:042-486-8795
Eメール:kobayashi@acecorporation.co.jp
ホームページURL:http://www.acecorporation.co.jp
"創造""商売""品質保証"をキーワードとして、商品の差別化・国際分業により国内・海外の市場を目指す。それが今のシャミオールの活き方
株式会社 シャミオール
自由なイマジネーションが創造の原点となり、旺盛な好奇心と積極性が製品開発へのエネルギーを生み、豊かな感性と優れた時代感覚が商品に付加価値を与える。私達はこうした考えを基本とし、"エレガンスからカジュアルまで"の幅広い、そして国際的に通用する婦人靴の専門メーカーを目指して努力を重ねてまいりました。
昨今、グローバル化の進展とともに、高度なレヴェルで文化の質が問われるようになり、企業は幅広いユーザーニーズへの迅速な対応として、それを可能にする多様性、新しい技術と素材の開拓力、さらにはより広範な視野を持つ国際性を求められるようになっています。私達はこうした社会のトレンドにいち早く、そして柔軟に対処するためにバランスのとれた事業活動を展開し、地道な努力を通じて"足元からの生活文化"の向上へ寄与してまいりたいと祈念しております。
製造業であるシャミオールは『自ら造る(創る)』『自ら商う(売る)』『自ら品質(安全)を保障する』ことによる高付加価値製品により、国内外での競争力の輪を確立することを目指します。
急激に進展するグローバル化の対策を考えるだけでなく、それを好機ととらえ、EU諸国、メキシコ、中国、マレーシア等アジア諸国と、企画・製造・販売の各分野でコラボレーションし、世界から日本への個性的な商品の供給を担うことで、国際分業のメリットを先取りします。さらに、日本のブランドである『シャミオール』を国内市場で差別化していくだけでなく、日本らしい商品を海外で開発・製造し、国際商品としての競争力づくりをダイナミックに進めていく。それが今のシャミオールです。
会社名:株式会社シャミオール
会社所在地:〒111-0025 東京都台東区東浅草1-19-6
代表者:大澤重見
担当部署:貿易部
担当者名:関川 浩文
電話番号:03-3874 9602
FAX番号:03-3876 0066
Eメール:Shamior1@mva biglobe.ne.jp
ホームページURL:http://www.shamior.co.jp
流行を追うより、靴本来の美学を追求していきたい
新興製靴工業株式会社 (婦人靴)
日々新たなトレンドが生まれている婦人靴の世界。近々、流行のサイクルはますます短くなっています。こうした時代の要求にお応えするため、メーカーに求められているのは何でしょうか。それはパワー、スピード、柔軟性の三要素と私たちは考えます。
ヒットの兆候をとらえ、さまざまな個性を持つ確かな商品を市場へ送り出すため、小ロット多品目生産のニーズに対応するには、いち早く生産へ移行できるパワーとスピードを有することが重要です。その事によって、確実に成果へと結びつけることが出来ます。
新興製靴は時代の先を見据えて、設備、環境の充実に意欲的に取り組んで来ました。
自社工場の製造部門はアッパー(甲革)の裁断縫製が日産1500足の規模を備えており、生産計画に合わせて安定した供給を行っています。製甲工程は10ラインあり、お客様のさまざまな注文にお応えできます。また、釣込(Toe-Lasting)、底付(Sole & Press)、仕上げ工程は3ライン、日産2500足と余裕があり、生産のスピードと小ロットに対応出来ます。
更に新興製靴では業界に先駆けて最新のCAD-CAM・生産管理のシステムを導入。システマティックな生産計画により、短納期化を実現しています。
また職人によるハンドメード的なラインも備えています、ここでは機械生産と手作り生産を融合させ、高いクォリティーを追求しています。
当社オリジナルブランドであるKululuは婦人靴本来のベーシックで美しさを求めた靴です。国際市場に向けた日本の技術と感性をお確かめください。
会社名:新興製靴工業株式会社
所在地:〒131-0031 東京都墨田区墨田4丁目58番3号
代表者:大野擴史
担当部署:事業推進部
担当者:大野剛志
電話:03-3618-4192
FAX:03-3618-4059
Eメール:E-mait-ohno@shinko-group.com
MADE IN TOKYOへのこだわり MADE IN JAPANを世界へ発信
有限会社ホウジョウプランニングオフィス(婦人靴)
デザイナーの美意識や知恵で生まれたデザイン。それらを形にする熟練職人の巧みな技を広く世界に発信することを2001年の設立以来、追求し続けております。
弊社の婦人靴はヒールの高いエレガントタイプからメンズライクのマニッシュデザインまで、生産ラインを分けて専用化することで幅広いテイストを実現しています。
美しくあることと同時に、機能性、安全性、プライスまでも魅力ある靴の生産を目指し、MADE IN JAPANにこだわったモノづくりを続けております。当社では専門化したOEM生産を手がけています。オリジナルブランドの企画では全社のスタッフが幅広く携わることでより高度なデザインにチャレンジし、靴としての機能性、安全性に富んだ商品開発を行っております。
現在イタリアのミラノで開催されるミカム(MICAM SHOEVNT)への出展を中心に、世界各国で行われる展示会への出展を進めています。全てのオリジナルアイテムを自社工場にて生産しており、若いデザイナーと熟練職人とが一体となって作り上げた商品を多くの世界市場に発信し、MADE IN JAPANのブランドイメージを高めていきたいと考えております。
会社名:有限会社ホウジョウプランニングオフィス
所在地:〒111-0033 東京都台東区花川戸2-3-3 1F/2F
代表者:北條善久
電話:03-3827-0971
FAX:03-5827-0971
Eメール:h.p.o@crux.ocn.ne.jp
ホームページURL:http://www.marcelisa.com/
イタリアオフィス:H.P.O ITALIA SRL
電話:+39-2-6707-6739
純日本製の婦人靴を製造。ISO9001取得し、高品質で、多品種・短納期・小ロット生産に対応
株式会社 ミード
日本で有数のファッション都市神戸で1972年に創業し、日本国内で一貫生産を行っている婦人靴メーカーです。本社工場内には裁断から組み立て・検品出荷まで一貫した設備を保有しています。2004年にはISO9001の認証を取得し、お客様のニーズに応えて多品種・短納期・小ロット生産での対応力を高め、多方面のお客様からご満足を頂いています。
セメンティッド方式で生産しており、日産700足の生産能力がありますが、その内20%程度は海外のお客様向けに提供可能です。
デザイン力は婦人靴の生命ともいえますが、ミードではデザイン専門会社を有し、JAPAN FASHIONの婦人靴を、自信を持ってご提供しています。
今後は中国を含むアジア地域でオリジナルブランドの販売に力を入れたいと考えており、各国とのパートナーとしての販売代理店を募集しております。また、OEMのご用命も承っております。
会社名:株式会社 ミード
会社所在地:〒653-0835 神戸市長田区細田町2-1-20
代表者名:代表取締役 陣野喜右
電話番号:078-612-5001
FAX:078-612-5384
Eメール:jinno@meed.co.jp
ホームページURL:http://www.meed.co.jp
進化を続ける老舗メーカーとして新たな"KUTSU"文化を提案します
リーガルコーポレーション(靴)
1902年の創業以来、100年余を経る靴メーカーです。
リーガルコーポレーションは、お客様志向を第一に、マーケット志向で行動する顧客創造企業を目指しています。さらに品質重視に徹することで、お客様に安全と安心と満足を与えます。コンプライアンスを徹底することで、お客様から高い信頼を得ていきます。
この姿勢がお客様に支持されて、現在では国内に143のリーガル専門店を展開。全国有名百貨店、全国有名靴専門店でも販売し、ファッション専門紙である繊研新聞の「百貨店メンズバイヤーズ賞」靴部門ベストセラー賞を6年連続第一位という栄誉に浴しています。
古くはミリタリースペックの靴を作り、60年代以降はその技術を生かしファッションとの融合を通じて日本の成人の認知率で80%以上を誇る"REGAL"ブランドに育て上げました。
現在では希少なグッドイヤーウェルト製法を中心として、マッケイ製法、ステッチダウン製法と修理対応が可能で、履き心地を長く楽しんでいただける"もの作り"をしています。
ロングユース、サスティナビリティと、環境にも配慮した"KUTSU"作りで日本のみならず世界のスタンダードシューズを提唱していきます。
会社名:株式会社 リーガルコーポレーション
会社所在地:〒120-8553 東京都足立区千住橋戸町2番地
代表者名:岩崎 幸次郎(2010年4月1日就任予定)
担当部署名:国際部
担当者名:吉田 一雄
電話番号:03-3888-6710
FAX番号:03-3888-6656
Eメール:regal-kokusai@e-regal.co.jp
ホームページURL:http://www.regal.co.jp
日本製品の魅力:手袋
■手袋の魅力
スポーツのトッププロと作り出す最高の手袋
四国の香川県に約80社が手袋の産地を形成している。ここは120年以上の歴史がある。当初は防寒用手袋が主であったが、現在では防寒・ファッション用、スポーツ用 特殊作業用の3つの分野で発展している。
スポーツ手袋では、アメリカメジャーリーグのイチロー、ゴルフの石川遼や青木功など世界のトップアスリートが使用する商品のほとんどがこの地域から生みだされている。
手袋の仕上がりが勝負の結果に影響するため、プロの要求は厳しいものがある。その要求に応えるために、製造に当たってはそのプロ担当の設計者・作業者が直接コミュニケーションを取りながら進めている。さらに素材開発・材料加工・道具や設備・管理技術など総合的な技術と全体のコントロールが不可欠なのである。
ステッチの位置、ドライ感やウェット感など素材の風合い、タイトかルーズかなど微妙なフィット感も調整が必要となる。日本製の人工皮革の場合は品質管理がしっかりしており、生産ロットによる素材のバラツキは非常に少ないため安心して使える。天然皮革の場合には原皮の産出場所や季節などにより風合いに違いが出るため、彼らの要求に対応するのはとても難しいのだ。しかしこのような厳しいプロの要求に応えることで、技術レベルが向上している。商品の繊細さでは世界でトップクラスだろう。
また、プロの要望が商品や技術の改善に生かされるように、一般商品の不満や要望も新商品開発に活かされている。日焼け予防のUVケアや夏涼しい商品は、消費者のニーズを元に機能性素材の開発段階から手がけることによって生まれた。夏場に売れる商品になり業界に大きな利益をもたらしてくれた。
手袋生産は、日本の皮革産業の中では比較的早く1970年代から海外進出を果たした。台湾、韓国をはじめ、今では中国、タイ、マレーシア、インドネシア、スリランカなどに広がっている。
海外進出が早かったことから、各社とも英語、中国語などで対応できる社員が増えてきている。今後の販売面での国際進出にも十分対応できる強みを持っている。
海外での販売は今後の課題だが、既に世界の有名ブランドのOEM生産をしており、商品は評価されている。日本の手袋は、ファッション性やデザイン性に優れているだけでなく商品としての機能性に大変特徴があり、トータルバランスに優れた商品群を構成している。
昨年の香港展では松岡手袋(株)の機能手袋が技術部門でテクノロジーアワードを取るなど日本の手袋製造の高い技術レベルをアピールすることができた。既にファッション手袋などは中国のいくつかの百貨店で販売されている。
日本手袋工業組合では手袋=GLOVEのつづりにはLOVEが入っている、とハートマークをつけてキャンペーンを行っている。今年のAPLF展でも、愛を込めて、最高の手袋をプレゼンテーションしたい。
日本手袋工業組合
株式会社 ハシセン
代表取締役会長 橋本康男
香港APLF出展企業一覧:手袋
ファッションを通じて「やさしさ」と「ぬくもり」をお届けします
株式会社 クロダ(手袋)
革手袋の国内トップメーカーであるクロダは1974年の創業時から、オリジナルデザインや新素材の開発、自社独自の技術開発に力を入れてきました。
現在は商品を選ぶお客様も、より先進的なファッション性や機能性を求められる時代となっています。自社ブランドであるスタイリッシュ、プレミアム、ノスタルジー、リミテッド、ミクスチャー、ラシーネ、ヌフなど多くは社内でコンセプトからターゲットまで緻密に組みたてることで、高級百貨店から量販店まで幅広い取引先から高く評価されています。
創業時からの原点である「人に喜ばれる・求められる商品作り」は現在にも引き継がれ、さらに「ファッションを通じて『やさしさ』と『ぬくもり』をお届けします」というスローガンの下、革手袋の企画・生産・販売を進めています。
上海には自社工場を2社設立し、量産にも対応できるようになりました。日本との連携を密にして、納期遅れを出さないことで信頼を得ています。
これからも「価値ある品質と価値ある価格」でお客様に満足していただける事を第一に、お取引様の繁栄、社員の働き甲斐などを追求し巾広く社会に貢献できるように取り組んで参ります。
会社名:株式会社 クロダ
所在地:〒769-2601香川県東かがわ市三本松722-1
代表者名:棚次 啓二
担当者名:角友/陳
電話番号 :0879-25-9581
FAX番号:0879-24-0227
Eメール:terry@kuroda.co.jp
xueshi@kuroda.co.jp
ホームページURL:http://www.kuroda.co.jp
Grip for win! 機能と品質の追求・日本と香港でグランプリ受賞
松岡手袋 株式会社(手袋)
「より人の手に近いモノを・・・」それが 機能と品質を追求する 私たちのモットーです。
人間の手の自然なカタチを得るために、微妙な曲線と動きを計測研究。独自の技術を構築し、松岡手袋では抜群のフィット感を実現しました。
約100を超える各種パーツのカッティング、わずか1ミリの誤差も許されない縫製、商品としての完成度を最大限にチェックする品質管理にいたるまで、一貫した クラフトマン・シップ の姿勢で生産に取り組んでいます。また、スタッフが一丸となって同じ目標を見つめる生産システムを展開しています。
高級指向へ本物指向へと目指す私たちのコンセプトです。
こだわりのクラフトマン・シップが永年にわたって培われ、高品質の素材と高度な技術が織り成す、「松岡手袋」の製品はお客様に信頼され確かな実績につながってきています。
人間工学に基づき、立体縫製で手の自然な形を実現したスポーツ手袋「Ergo Grip」はトップアスリートが求める、優れたスポーツ手袋として'08年ジャパンレザーアワードでグランプリを受賞。'09年香港APLFテクノロジーアワードでも約1,700の出展者の中から、技術部門の大賞であるグランプリを獲得することが出来ました。日本と香港でグランプリを受賞した実力をぜひご覧下さい。
会社名:松岡手袋 株式会社
会社所在地:〒769-2901香川県東かがわ市引田1884の10
代表者名:松岡 紘二
担当部署名:海外業務チーム
担当者名:信田 雄二郎
電話番号:0879-33-2090
FAX番号:0879-33-2260
Eメール:info@matsuoka-glove.co.jp
ホームページURL:http://matsuoka-glove.co.jp
日本製品の魅力:鞄
■鞄の魅力
ソフトでシンプルな鞄の魅力
日本では、小学校に入学すると男の子は黒、女の子は赤いランドセルが入学のお祝いに贈られる。子供にとって、このランドセルを背負うことが、初めてのそして長いカバン経験の始まりになる。
このランドセルは、遊び盛りの子供が、卒業までの6年間毎日使えるように、頑丈で安全であることが要求される。日本のカバンメーカーは、軍用やこのランドセルのように、長期間使える耐久性に優れた商品を作る技術や素材にこだわってきたのである。
しかし、最近では、小学生もオシャレに気を使うようになったので、ランドセルにもオシャレでソフトなタイプも出てきている。
一般に用いられる大人用のカバンもハードなタイプから軽くてソフトなタイプの製品が増えている。そのため、耐久性を持ちながらも、柔らかくエレガントに仕上げる形状にするなどの工夫が求められている。
現代のソフトなカバンは従来の直線主体ではなく、カーブした切り替えも多く利用される。カーブの部分では縫製の際に伸びてラインが曲がりやすい。平行ラインのズレを見ると工場の技術レベルがわかるとも言われている。
日本の縫製工場では、重なり部分を革漉きにより薄くしてソフトに仕上げ、美しいカーブに仕上げている。ベテラン縫製職人の手にかかった製品を確認して欲しい。
パーツの少ないシンプルなデザインは入れ物として使い勝手が良いのだが、シルエットにごまかしがきかない。縫製や素材の良し悪しがわかりやすくなるので、素材選定から裁断、縫製まで手を抜くことができなくなる。各工程がバラバラに作られるのではなく、一貫して職人が関わることで、バランスがよく美しい商品に仕上がる。
東京の北部に位置する猪瀬ではFlathorityというオリジナルブランド商品を製造販売している。顧客の中心となる30代男性は、商品知識の豊富な人が多く、デザインと素材、縫製のクオリティが高くないと支持されない。
アパレルでは人体に合わせるために使われる立体裁断を、猪瀬ではバッグの設計に応用している。まず、バッグの立体ボディーを作成し、これに素材を当ててパターンを作成していく。イメージしたカーブを自由に作り出すことが出来る。従来カバンは直線と平面で構成されてきたが、猪瀬では曲線と曲面による造形で技術力をアピールしているのだ。
2008年12月にパリのルーブル美術館で開催された日本服飾美術展に出品し、材料の良さ、立体的な造形美、丁寧な縫製が高い評価につながった。また、2009年末から2010年にかけて上海の展示会に出品して、同様に好評であった。
全国鞄工業組合連合会
株式会社 猪瀬 代表 猪瀬昇一
香港APLF出展企業一覧:鞄
革の美しさ・暖かさの追求
株式会社 猪瀬(メンズバッグ)
株式会社猪瀬は1952年に東京葛飾で鞄メーカーとして創業しました。半世紀以上の間、革鞄専門に数々の有名ブランドを手がけ、優秀な職人を常に抱えてきました。
革の魅力である"美しさ・暖かさ"をテーマにオリジナルブランドFlathorityを立ち上げています。Flathorityのバッグは曲線にこだわり、従来の平面でのパターンメイキングするのではなく、造形物を製作してからパターン取りをする立体裁断を用いています。曲線を多用することで難しくなる縫製も、熟練の技術者が丁寧に仕上げていくことで独特のフォルムを実現しています。また、素材の良さを損なわないよう芯材を極力使用しないで、強度が必要になる部分には厚みのあるヌメ革を使用するデザインになっています。
高級素材のクロコダイルも生成り(ヌメ色)の素上げから色の違う染料で何層にも染色して磨き上げる独特の手染めで深い風合いを出しています。猪瀬ではどの製品も日本特有の繊細さと美意識にこだわり、全て日本国内で生産しています。
会社名:株式会社 猪瀬
会社所在地:〒124-0006 東京都葛飾区堀切7-24-5
代表者名:代表取締役 猪瀬昇一
担当者:猪瀬繁晴
電話:03-3601-0738
Fax: 03-3601-8121
Eメール:info@flathority.com
ホームページURL:http://www.flathority.com
香港APLF概要
香港APLF概要
APLF展は、香港で開催される世界規模の皮革製品見本市です。
社団法人日本皮革産業連合会では、FASHION ACCESS(ファッションアクセス)展にジャパンパビリオンとして出展します。
■開催日時:2010年3月29日(月)から31日(水)9時から18時
■会場:香港コンベンション&エキシビジョンセンター(香港)
■ジャパンパビリオン:
APLF ファッションアクセス 2010 (FA2010)
Hall No : 3E
Booth No : 18/01-18/04
APLF ファッションアクセス 2010 (FA2010) APLF Ltd/UBM Asia Ltd.主催
2010年3月29日(月)から31日(水)/2010年9月(日程未定)
アジア最大の皮革素材、バッグ、シューズ、衣料品、アクセサリーおよび関連サービスなどの国際見本市。09 年は682 社が出展し、約12,700 人のバイヤーが来場。
http://www.fashionaccess.aplf.com/
APLF 皮革素材・製造機器&技術展 2010 APLF Ltd/UBM Asia Ltd.主催
2010年3月29日(月)から31日(水)
MM&T は皮革原料・製造機械に関する最も国際的な皮革関連の見本市。09 年は55 の国と地域から1039 社が出展。93 の国と地域から約16,900 人のバイヤーが来場。
http://www.aplf.com/

