2009年5月1日 - Volume 7

JAPAN FASHION PRODUCT NEWS

JAPAN-FPO
 

JAPAN FASHION PRODUCT NEWS
Volume 7 - Index

都内で多くの展示会が開催される

合同展

東京コレクションが終わってから各地で展示会が開催された。
2009年4月1日(水)~4日(土)は日本で最も歴史のあるファッション雑誌のひとつである「装苑」と連携している"White"がオーガニックコットンに特化したnadellやゴールドジュエリーのRoccoなどファッションや雑貨35ブランドを集めてラフォーレ原宿で開催された。

2009年4月14日(火)から16日(金)には日本の新しいブランドを紹介する以下の6つの展示会が同時開催された。先鋭的な若手クリエーターが集まるmanicolle tokyo、西日本中心に志の高いデザイナーで構成されるというavec、クォリティーの高いブランドを集めたBRANCE、実力のあるファッションや雑貨ブランドのPLUG IN やtrempe、メンズの合同展JOURNEY。

東京・恵比寿のEBIS303で開催されたPLUG INにはHidenobu Yasuiが参加。BRANCEは同じく恵比寿のpangea solariamで開催された。


DRUNK ME

BRANCEには今回が初めてというDRUNK MEが帝人ファイバーの「エコペットプラス」を利用したレディースで、デパートの包装紙を連想させるプリント地のドレスやワークウェアを発表。その他San Fran Discoなど7ブランドが参加。


Everlasting sprout

JAPAN-FPOのメンバーでもあるEverlasting sproutは東京コレクションの作品を展示。Misty Blueのテーマで制作された手作りのニットを中心とした作品が身近に見られた。Everlasting sproutは3月30日(月)から4月2日(木)まで東京・渋谷のLAPIN ET HALOTでも展示会を開催するなど、積極的にアピールしている。また5月には高島屋や伊勢丹で人気の高まっているニットのワークショップを開催する予定。

エール、YONETA、KAWALAの3ブランドが2009年4月16日と17日に東京・渋谷のHEATHANで合同展を開催した。


KAWALA

KAWALAはトレードマークとも言うべきテントやニットのTVなどをはじめ、金や銀と黒のナイロンブルゾンなど6,7点を追加して展示。
このナイロン素材は断熱効果のある特殊な顔料を使用している。今回はバイヤーさんやジャーナリストなど多くのお客さんが来場し、手ごたえを感じたという。
4月22日には東京の文化学園の庭でゲリラ展示も開催。

個展

(1)Hidenobu Yasui
Hidenobu Yasuiは2009年4月7日(火)-10日(金)に青山のRinで個展を行った。ここには東京コレクションでの作品の大部分とシャツ類を追加して展示。東京コレクションのテーマである"7"は映画「荒野の7人」のモチーフをテーマとしたとのこと。

ツーピースドレスのウェスト周りやスカートの前身頃、シャツの前立てや袖にあしらわれたタブは鉄砲の弾をイメージ。パイピングしたパネルのスカートはウェスタンジャケットをイメージしたといわれて納得。色はモノトーン中心、パステルカラーのTシャツやドレスシャツもグレーがかった色にしている。上質なウールの杉綾やツイード、シャツ類にはシルクタッチのポリエステルを使うなどウェスタンをモチーフにしながらもエレガントにまとめられた。染色や縫製も日本国内で行っている。
なお、これまでは多品種少量生産であったが、今回は注文の増えてきたためロットもまとめるようにした。それによって素材や縫製にこだわりクォリティーを上げたがプライスはリーズナブルな水準に抑えることができた。品質へのこだわりではシャツの針足は3cm当たり22針と細かく、縫い直しの効かない仕様となっている。
展示会ではデザイナーブランドのバイヤーから「着たいと思う服が多い」といわれ、百貨店から期間限定ショップへの参加や地方のセレクトショップなどからも引き合いが出ている。

(2)パトリック・ステファン
パトリック・ステファンが東京渋谷のアトリエで2009年4月のほぼ1ヶ月間、展示商談会を行った。アイテムはアパレルだけでなく靴やベルトなども展示。2009 A/Wからはメンズも始めた。ターゲットは20代~30代であり、既に各地のショップへの展開も始まっている。

5/10まで中目黒のセレクトショップVenomにてバッグフェアを開催中だが、パトリック・ステファンは初のアイテムであるウエストバッグを出している。
また5/9に渋谷にてブランドHIRO主宰のTシャツ展示会がある。デザイナーHIRO(http://www.hiro-nippon.com/)のTシャツをパトリックほか数名のデザイナーがリメイク。
全て1点もので、展示&販売を行う。

JC(JFW Japan Creation 2010 Spring/Summer)

JCはJWFの一環として日本のテキスタイルを主体に年2回行われている展示会であり、2009年4月8日(水)から10日(金)までの3日間にわたり東京ビッグサイトで開催された。
トレンド&インデックスコーナーでは「矛盾と真摯」のテーマを「無邪気な誘惑」「Waltz for Debby-漂う音色」「情熱大陸」「今日気分・ING」のカテゴリーに分け新しい素材を展示。パントーン社副社長のローリー・プレスマン氏や繊研新聞社企画デスクの中村善春氏のフォーラム、クリエーターズヴィレッジの交流会なども行われた。

Eco Textile & Designers' Collectionのコーナーでは日本の感性と技術をベースにジャパンクオリティーのテキスタイルやJFWに参加したデザイナーとのコラボレーションによる作品が展示されKAMISHIMA CHINAMI、LESSTHAN(安藤大春)らとともにikkuna/suzuki takayukiが参加。Japan-FPOのメンバーでもあるスズキタカユキは林与(Hayashiyo)の自然な風合いと肌触りのリネン素材を使ってプルオーバーブラウスとハーフパンツを、また山崎のやわらかいオーガニックコットン素材でフレアワンピースやキャミソールを制作。

刺繍工房ラジューではインドの手刺繍を生かした手提げにもなるツーウェイのセカンドバッグを制作。これは日本だけでなく世界に向けて売り出す予定という。 東京吉岡では消臭糸「DEW」を使ったメッシュバッグやテープ、汗取りパッドなどの応用製品を展示。天池合繊では「天女の羽衣」と名づけられた7デニールのモノフィラメントで平米10gというスーパーオーガンジーを更に進めた究極の素材を開発するなど、意欲的な素材も見られた。

注目のデザイナー





ブランド名:
PATRICK STEPHAN
デザイナー:
PATRICK STEPHAN

パトリック ステファンは伝説的なコルセットメーカーのパール氏、ティエリーミュグレー、ジョン・ガリアーノに師事し、デザイナーとしての腕を磨いた。
1998年に「日本の伝統展示会」があり、そこで黒漆を使った香水瓶や粉白粉のパフケースが日本のミニマリズムとして印象に残ったことや、当時のファッションモデルである山口小夜子の陶器のような肌の白さと漆黒の髪とのコントラストがドラマチックに感じたことなどから、日本で仕事をしたいと思い、1999年に京都、大阪、神戸などを1ヵ月半ほどの旅行で訪れた。
「ディオールメゾンのポジションを捨てて、環境の違う日本で仕事をしてもビジネスで成功する保証もない」と周囲から反対されたが、「これは自分の個性であり、決めた事だ」と翌2000年には東京に住むこととなった。
当初は確かに不安もあったが、現在ビジネスとしても仕事は出来ており、日本に来て良かったと思っている。日本の素材や縫製など、ものづくりのクォリティーは高く、日本製品は見れば違いが分かる。パリで自分のブランドの靴やバッグを人に見せると「イタリア製か?」と聞かれるが、パトリックは「日本製」だと胸を張って言うそうだ。
作り出すアイテムはジャケット、ブラウスからバッグ、ベルト、スカーフ、財布など身の回りの小物まで幅広い。素材はウール、コットンなど天然素材中心で皮革も多く使われており、上品な感覚のものが多い。
ブランドの年間テーマは「アンドロジーヌ」。マニッシュな黒いレザーのブルゾンの裏にフェミニンなシフォンを使うなど、女性の存在のなかに混在する、強さと弱さをバランス良く組み合わせ、ポエティックな服となっている。
フランス人デザイナーがパリのエスプリとクチュールの技術を背景に日本の素材と縫製を使った「made in Japan」が世界に広がっていくことを期待したい。

連絡先:株式会社エスパス 〒151-0066 渋谷区西原2-4-1 205
電話:03-6240-1851
担当:宇野澤恵美
e-mail:espace@image.ocn.ne.jp
詳しくは URL http://www.patrick-stephan.com





ブランド名:
Rajyu Lab ラジューラボ
デザイナー:
平山陽子

Rajyu Lab(ラジューラボ)はインド・ニューデリーに自家工房を持ち、インド手刺繍に特化した生産を行っている。
精緻なモール刺繍で世界的にも有名なインドの刺繍は王侯貴族向けに発展した歴史をもっており、糸刺繍やスパンコールなど多くの刺繍の技法が伝承、蓄積されている。
ラジューラボでは刺繍素材のOEMが主体だが、オリジナル製品としてシルク素材を中心としたストールがあり、インドや日本でも販売している。また、ミュージカルや演劇などの舞台衣装の刺繍加工やウェディングの1点物も手がけている。日本のデザイナーとのコラボレーションで作ったストールやサリーはインドの富裕層や日本の顧客にシックで洗練された新しいデザインとして高い評価を受けている。西陣織を使うなど日本の高級素材も使って現地商品との差別化を図っているが、これはコピー商品への対策ともなっている。
写真は裏刺繍を透かして見せる「シャドーワーク」の技法を使ったもの、刺繍の後に基布を切り取る「カットワーク」、また、よく売れているというオーソドックスなスパンコールは飾りにインド産の貴石を用いている。いずれもハンドワークにこだわった物で、シャドーワーク刺繍の製品は完成するまでにベテランの職人が作業に100時間以上もかかるという。
ラジューラボではこういった多くのオリジナル刺繍の見本や材料見本をアパレルや服飾品のデザインに向けて取り揃え、日本人スタッフがデザインの打ち合わせから納品までを担当し便宜を図っている。
最近バッグを始めたが、縫製から最終仕上げまで日本国内で行っており、来年からインドでも日本製として売っていく予定である。BRICsの一員として経済成長著しいインドではこれから高級品市場が拡大すると期待されている。ラジューラボではインドの刺繍技法を生かし、日本人デザイナーの感性と日本の素材、緻密な縫製の日本製品として世界に売っていく予定である。

連絡先:手刺繍工房ラジュー株式会社 〒289-2323 千葉県香取郡多古町方田98
TEL/FAX:0479-70-4008
e-mail:rajyu@car.ocn.jp
URL:http://www11.plala.or.jp/rajyu/

食のコラム:正泰苑本店

日本で牛肉が食べられるようになってからまだ140年度程の歴史ですが、日本の酪農家は世界で最も「脂」が美味しく、とろける様に柔らかい牛肉を作るために驚くほど愛情と最高の技術を駆使して、手間をかけて牛を育てています。 最高と言われる牛肉は1kg3000USドルというものまであります。

来日するバイヤーの皆さんに、最高クラスの焼肉をリーズナブルに食べることができる私のオススメのお店を紹介します。

東京の下町にある「正泰苑本店」です。

(出会い編)
今ではついにエルメス、プラダ、シャネル等の高級ブランドが並ぶ銀座にまで出店した超人気有名店です。
私が初めて訪問したのは約10年前。
お勧めの[塩上カルビ]を注文し、軽く炙ってから山葵醤油につけて食べてみると、早速食べてみると...焼肉なのに口の中でとろける柔らかさ。 東京の旨い店を食べ歩いた私でも、「こんな旨いカルビを食べたのは初めてだ!!」と感動しました。 その後から次々出てくる肉の新鮮そのものの色と味いったら、もう感動の連続でした。
さらに値段も高級焼肉店に比べると、「えっ!この肉のレベルでこの値段」とビックリするくらいに安くて驚かされました。

[正泰苑]を体験してしてからは、家族、友人、親族、そして取引先との接待にと、みんなに教えて、一緒に通い続けました。 みな同じように感動してリピーターとなり、またその知り合いがリピーターとなり[正泰苑ファン]が増えていきました。 皆さんと一緒に食べにいける機会を楽しみに待っています。

(メニュー編)
注文するならば、山葵醤油につけて食べる[塩上カルビ]
[レバ刺し]・[タン]・[ハラミ]・[ミノ]・[ホルモン]という新鮮な内臓肉。
部位の味の違いを楽しめます。 そしてメニューには載っていないがお勧めなのは、[チビヒレ(ヒレの部位)]。希少なので予約が必要です。

肉類以外でお勧めなのは、まずは[ネギ焼き]。シンプルな調理だけど、味付けが絶妙!
[白いご飯]。日本では「米が旨い店は何でも旨い!!」と言われています。

全ての締めは...[タピオカに浮かべたバニラアイスクリーム]。
なんと自家製で、バニラビーンズもふんだんに入っていて、食感も味も最高。
ちょっと贅沢気分で...幸せすぎになります。

正泰苑本店
http://r.tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13003776/

正泰苑町屋駅前店
http://r.tabelog.com/rst/rvwdtl?pal=tokyo&rvwid=128981

正泰苑芝大門店
http://r.tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13005213/

正泰苑銀座店
http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13016578/

正泰苑新橋店
http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13054487/

Shotai-en
http://www.zagat.com/Verticals/PropertyDetails.aspx?VID=8&R=59613