2010年1月5日 - Volume 16

JAPAN FASHION PRODUCT NEWS

JAPAN-FPO
 

JAPAN FASHION PRODUCT NEWS Volume 16 - Index

日本モデリスト協会が文化服装学院でセミナーを開催

パターンメーカーや縫製技術者など、アパレルの生産・技術部門に従事する技術者の団体である日本モデリスト協会(略称:JNMA)は2001年に設立され、技術研修会や講演会などを開催しています。 会長は文化ファッション大学院大学の教授でもある稲荷田征さん、IACDE(国際衣服デザイナー協会&エグゼクティブ)で最優秀賞のミケランジェロ賞を受賞した副会長の柴山登光(しばやまのりみつ)さんほかJAPAN-FPOのメンバーでもあるファッションしらいしの白石正裕さんアトリエいしくらの石倉崇之(いしくらたかゆき)さんなど日本国内の代表的な技術者が参加しています。
2009年11月28日に開催されたセミナーはマレイ(有)代表取締役で文化服装学院の講師も務める西川真令氏による「カットソー・常識の嘘」のテーマで行われました。会場にはパターンナーをはじめ、縫製業界の各方面から200名を超える受講者が集まりました。西川真令講師は何冊ものファッション誌を手に、バストの周りにたくさんシワができているカットソーと、脇やバストトップのどこにもシワが出ないカットソーの写真を見せて、地の目などの基本が分かっていれば、ダーツ無しで綺麗なバストシルエットを出せる良いカットソーができることを解説しました。

ファッションビジネス学会 全国大会

ファッションビジネス学会は1993年に創立された比較的新しい学会です。2009年11月28日に東京・渋谷の文化女子大学で開催された全国大会では法政大学大学院の教授でもある学会理事の岡本義行さんのコーディネートで「CHANGE!ファッション業界の将来とファッションビジネス学会の新たな役割」と題するパネルディスカッションが行われました。研究発表は4教室に分かれ28の報告がありました。

日本のファッション力研究 杉野服飾大学

2009年月9日、杉野学園主催、繊研新聞社協賛による「日本のファッション力研究講座」-徹底検証 日本のファッション力を考える- 第6回が『ゼロ成長時代のものづくりサスティナブルウエアの可能性』と題して杉野服飾大学にて開催された。
杉野服飾大学の織田晃教授の基調報告があり、その後ヨミウリスタイルマガジン編集長の田居克人氏の司会によりWWDジャパン編集委員の三浦彰氏、ジャーナリストの浅羽通明氏、ファッションジャーナリストの生駒芳子氏3名のゲストから意見が述べられた。
主な意見として「90年頃から日本の消費意欲は減退しており、景気は回復しない」「ストーリー性のあるモノが受け入れられている。オーガニック素材の市場はまだ小さいが急速に拡大している」「消費は既にモノ離れとなっている。この中で何をすべきか考えるべきだろう」など、現在の日本の動向について様々な意見が聞かれた。

FISMA展示会 ビッグサイト

島精機
JUKI
ペガサス
日立

日本のアパレル生産は1990年以降、海外への移動により縮小を続け1/3程度になっている。FISMAは国内向けの展示会であるため、規模も縮小されたが、会場には服飾専門学校の学生など多くの人が集まっていた。
CADでは3Dのシステムが開発されているが、東レACSではクレアコンポシリーズにNEXA MagicIIという3次元CAD も登場している。
ミシン、アパレルCADなどの展示会であるFISMA東京が2009年12月2日、3日と東京ビッグサイトで開催された。
島精機のP-CAMはテキスタイルの設計から裁断までアパレル生産の一貫したシステムであるSDS-ONEを中心としたデモだが、ここにも平面パターンを人体に着せつける3D技術を利用。また裁断機は丸刃を利用した高速の1枚裁ち自動裁断機と積層式自動裁断機を展示。1枚裁ちのP-CAMは格子などの柄合わせも可能なシステムとなっている。
ミシンは大手のJUKIが主力の本縫いミシンのDDL-9000シリーズの改良型や、日本国内で普及した自動サージングマシンのASN-690、2枚あわせの自動機であるエッジコントロールシーマなど人件費の高騰している国を対象とし、新たに改良して開発している。
ニット系が主力のペガサスは4本針フラットシーマの改良型として微量給油タイプのFS700Pシリーズ、動画を活用することで作業改善や技能伝承に役立つ「デジタル作業分析システム(DPA)」などを展示。
また、日本では針混入が極度に嫌われるため、縫製の検査に一般的に使われている磁気誘導方式とともに最近はX線検査装置も使われるようになっている。日立のMOSシリーズは材質識別機能により金属異物を差別化表示できるようになっている。靴ではで釘などの露出が問題となっている、また金属の付属品の多い製品では磁気誘導方式は利用が限定されるが、こういった製品にX線検査装置は威力を発揮すると思われる。

JAPAN FASHION WEEK in TOKYO 2010S/S
TOKYO COLLECTION WEEK (19-24 OCT. 2009)
NEWS REPORT

2009年10月19日(月)

ブランド名:Garcon Shinois(ギャルソンシノワ)
デザイナー:Shin
デザイナーShinによるギャルソンの今回のコレクションテーマは「クレモナ」 2009年10月19日(月)に恵比寿ガーデンルームの会場はヴァイオリンとピアノや無伴奏チェロのクラシック音楽が流れる中、静かに始まった。メンズ、レディースともモノトーンやベージュなど落ち着いた色の作品で、すっきりしたシルエットのスーツやパンツなど。クラシック音楽や楽器にインスピイレーションを受けたという作品は上質な手作り感覚。

2009年10月20日(火)

ブランド名:SOMARTA(ソマルタ)
デザイナー:廣川玉枝
2009年10月20日(火) 東京ミッドタウン・ホールAで行われたSOMARTA(デザイナー:廣川玉枝)のショーはピアノとステージの片面に大きなスクリーンが設けられ、ヴェルレーヌの詩「汽車の窓から」に寄せた車窓の風景が移り変わっていく。女性ボーカルの生演奏の中、いずれも花を摸した帽子を被り、やわらかな素材とイメージの作品が次々披露された。モデルの表情も前回までと異なりとてもソフト。

2009年10月23日(金)

ブランド名:GUT'S DYNAMITE CABARETS(ガッツダイナマイトキャバレーズ)
デザイナー:CABARET AKI/JACKAL KUZU
ミラーボールやエフェクトスポットの光の中、80年代のリバイバルしたディスコの曲が流れる。今回もなにかやってくれそうだという予感の中、現れたのはガンメタやブラックレザーのジャケット、メタリックのボクサーパンツなどを身に着けた男女の正にセクシーなディスコクイーンとキング。観客席まで突入するパフォーマンスに場内は興奮の坩堝。80年代パリコレのスーパースター秀香さんが登場すると中高年の観客やカメラマンからはやんやの拍手。デザイナーもモデルも一緒になってのディスコパーティーでフィナーレ、とガッツダイナマイトキャバレーの本性を発揮。日本が一番元気で自信のあった80年代を呼び戻し、不景気風を吹き飛ばしてくれました。

日本で話題のファッションニュースランキング 9/16~10/15

ユニクロの快進撃が止まらない。創業60周年で開催した特大キャンペーンには朝から全国店舗で行列ができ、ジルサンダー氏による「+J」の時よりも盛り上がりを見せた。2位はティファニーがクリスマス前に値下げ。この時期はラグジュアリーブランドの独擅場だったが、最近のファストファッションに引きずられるように価格も下落気味となっている。業界で密かに注目を集めたのは、9位のヴィーナスフォート。同地は23区にありながら閑散としていたが、今回の業態変化で一気に復活すれば「アウトレットは郊外」という図式を変える可能性もあり、注目だ。

1位 総額10億円還元+アンパン+牛乳!? ファストリ60周年でユニクロ特大キャンペーン開催

「UNIQLO(ユニクロ)」を展開するファーストリテイリングが、創業60周年を記念し、2009年11月21日~12月31日の期間中、前代未聞の特大キャンペーンを実施。総額10億円還元のラッキーカードをはじめ、格安セールや特別プレゼントなど、超目玉企画が目白押しだ。1949年にファーストリテイリングの前身である、メンズショップ小郡商事が山口県宇部市に創業し、今年で60周年を迎えた。また、今年はユニクロ誕生25周年という節目の年でもあることから、これを記念して、ユニクロ、ジーユー、キャビン(ザジ、アランシーネなど)にて様々な特別企画が用意された。

2位 ティファニー、ほぼ全商品を約5%価格引き下げ

宝飾ブランド「Tiffany&Co.(ティファニー・アンド・カンパニー)」が、2009年11月20日より日本国内で平均約5%の価格引き下げを実施することを発表した。ティファニーは、2008年11月に約6%、2009年2月11日より日本国内で平均約9%の価格引き下げを実施。円高ドル安傾向を反映させ、幅広い商品の数々を求めやすい価格に改定を行った。今回の価格改定は、最近の対ドル円高の傾向を反映させたものであり、これにより、現在日本で展開しているファッション、ファイン、ブライダルジュエリー等、ほとんどのカテゴリーの商品において平均約5%の価格が引き下がることになる。これは、日本で展開されている店舗およびティファニー公式オンラインショッピングサイトのみに反映される。ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク社長のマイケル・クリストは、「ティファニーでは、為替レートや生産コスト等を踏まえて価格の調整を行っています。それも全て、常にお客様に公正な価値を提供するためであり、今回の価格改定は特にホリデーシーズンに向けてお買い物をされるお客様にとって非常にタイミングのよいものとなるでしょう。」と述べている。

3位 人気絶頂NYブランド「アレキサンダー・ワン」に初のメンズラインが登場

N.Y.ブランド「ALEXANDER WANG(アレキサンダー・ワン)」から、2010年春夏、新たにメンズのTシャツライン"Mens T byAlexander Wang"がデビューする。 ブランド初のメンズ向けラインとなる"Mens T by AlexanderWang"。2008年に発表されたレディースのTコレクションがメンズで展開され、まさにデザイナーAlexander Wang自身の普段着とも言えるようなラインナップが特徴だ。Tコレクションは、Tシャツのような機能性と簡易性を持ち合わせ、幅広く合わせやすいワードローブというコンセプトでデザインしている。

4位 アンダーカバー日本初のオンラインショップがZOZOにオープン決定!

5位 クロスカンパニーが「トム・ブラウン」の株式67%を取得、ジャパン社設立へ

6位 sweet 100万部決定!3大ファッション誌読者が選ぶ「日本ファッションアワード」開催

7位 アバクロが福岡へ!銀座に次いで2010年に2号店オープンを計画

8位 【コラム】今や主役?「セカンドライン」が売れる理由

9位 生まれ変わるお台場「ヴィーナスフォート」に東京23区初のアウトレット誕生

お台場「VenusFort(ヴィーナスフォート)」が2009年12月11日、東京23区初の本格アウトレットフロアを新設し、リニューアルオープンする。
都心初の大型アウトレットが導入される同施設は、縦積み型ハイブリッドモールとしてファッションやコスメ、キッズアイテムなどバラエティー豊かな店舗展開に生まれ変わる。
お台場は海で囲まれた立地上、アーバンリゾート性もありつつ都心から距離が近い。国内に展開している他のアウトレット施設に比べ、周辺観光スポッ トも充実しコンビニエントであることもポイントである。加えてヴィーナスフォートで年間10~15%の集客があり、最も重要視されているのはアジアの外国人観光客層だ。羽田空港から車で15分という交通面の利便性が高く、ショッピングツアーなど限られた時間の中で買い物をする為、一般客よりも購買意欲が強 い。羽田の国際空港化により今後更なる集客も期待されるであろう。また、ヴィーナスフォートではアジア層のニーズに対応できるよう、主流である「銀聯(ギンレン)カード」を全館で使用できるよう工夫した。
3Fのアウトレットフロアにオープンする全49店舗中19店舗はアウトレット初出店となり、各ショップとも新たなブランディングへの積極性がうかがえる。テナントには渋谷・原宿系の"Tokyo Fashion"を強く意識したトレンド感溢れるブランドをラインナップ。12月11日~18日の「ヴィーナスフォートリボーン!オープニング・フェア」では、各ショップから様々な特典やリミテッドアイテムが続々と登場し、特別セールが実施される。また、公式ホームページ も同時リニューアルする為、滞在前のチェックは必須である。
女性のためのショッピングテーマパークとして1999年にオープンしたヴィーナスフォートは、開業当初10年間の期限付き契約であったが、事業延長が決まった。それにともなった今回のリニューアルにより、商業施設運営の実績を重ね続けてきた森ビルが初めて手がけるアウトレット施設を加え、新たな取り組みで再建を図る。

10位 ディオールオムのデニムが レディース向け「Petite Taille」ラインに登場