2009年12月3日 - Volume 14

JAPAN FASHION PRODUCT NEWS

JAPAN-FPO
 

JAPAN FASHION PRODUCT NEWS Volume 14 - Index

台頭する"第4世代"デザイナー

東京を拠点に世界をうかがう若手たち

"ストリート後"を担う、第4世代と呼ぶべきデザイナーたちが東京コレクションで注目を集めている。衣服に留まらず、アートやカルチャーといった領域をクロスオーバーしながら、新しいモードへ挑戦を続けている。海外のコンテストやファッションスクールで優秀な成績を収めながら、あえて東京を活動の拠点を選んだ彼らは、その先に何を見ているのか。

 第4世代と目されるのは、ミントデザインズ(勝井北斗、八木奈央)、コスメティックレーベル/EKAM(三木勘也)、ミキオサカベ(坂部三樹郎)、アキラ・ナカ(ナカアキラ)、リトゥンアフターワーズ(山縣良和)、ヒデノブ・ヤスイ(保井秀信)、ASEEDONCLOUD(玉井健太郎)ら。彼らの多くは、セントラル・セントマーチンズやアントワープ王立アカデミーなど海外の有名ファッションスクールやITSなど有名なコンテストで優秀な成績を収めた後、日本に帰国、東京に活動の拠点を求めてきた。


 この点について「海外で優秀な成績を収めたなら、かつての有力デザイナーたちのように、そのままパリやロンドンなど有力なファッション都市で活動した方が、苦しくても将来的にプラスになる。居心地の良い日本での活動はマイナス」と苦言を呈する識者もいる。
 しかし筆者は全く別の見方をしている。世界のファッション都市を巡る動きは、ここ10年で大きく変わった。今ではパリ、ミラノ、ロンドン、NYだけが、ファッション都市ではない。今では東京が多くの有力デザイナーのインスピレーションソースになっていることは周知の事実だし、今後は上海や香港なども有力なファッション都市として台頭してくるはずだ。かつてと違い、海外でわざわざ苦労するメリットはかなり減った。
 第1世代(ケンゾーからイッセイミヤケ、コムデギャルソンまで)、第2世代(ヨシキヒシヌマ、マサキ・マツシマら)、ストリートブームを引き起こした第3世代(アンダーカバー、ア・ベイシング・エイプなど)と、第4世代には大きな違いがある。第4世代のデザイナーたちは現在30歳前後で、初めてのファッション体験と言える10代のファッション体験が、ストリートカルチャーに代表される日本発のトレンドだった。そのため第3世代と異なり、欧州発のモードやトレンドに憧れや変な気負いはなく、むしろ、アニメやお笑い、ゲームなど日本発のカルチャーを積極的に取り入れ、武器としている。そして、そうしたクリエーションの組み立て方こそが、彼らが欧州で学んだことなのだ。
 第4世代のデザイナーたちはむしろ、したたかで、戦略性が高く、そして上昇志向も今まで以上に強い。デザイナーブランドが、ファストファッションの台頭や低価格品ブームで、苦戦を強いられる中、無駄な競争や投資は、成功への道を閉ざすだけだと知っている。東京が、世界のファッション市場で強い影響力を持つことも理解し、それを利用しようともしている。東京に拠点を移した動機を聞くと、「混戦状態にあるパリよりも、東京の方が注目を浴びられる。強い素材背景も魅力だった」(ミキオサカベ・坂部三樹雄)という。

リトゥンアフターワーズは、前回はガムテープと廃材、今回は50メートルもの布を巻き付けただけのコレクションを発表し、ファッション=衣服という既成概念に、過激とも言えるやり方で強い異論を唱えている。だが、見方によっては、ファッションにおける衣服の地位の低下、さらに言えばファッション自体の社会に対する影響力の低下に、強い苛立ちを表現しているようでもある。こうした危ういバランスの上で、ファッションが新たな時代を迎えようとする今だからこそ、彼ら第4世代の動きに注目したい。

日本繊維新聞 横山泰明

アパレル工業技術研究会のセミナー

アパレル工業技術研究会(JATRA:清水二郎会長)は日本のアパレル生産関連のアパレル生産企業、工業用ミシン、針やファスナーなどの副資材メーカーなどと個人会員の参加する業界団体であり、アパレル関連のJIS制定やアパレル生産関連のセミナーなどを行っています。東京・墨田の江戸・東京博物館にて10月21日に『チャイナプラスワン - カンボジャ、ミヤンマー、バングラディシュの縫製実情』のテーマでセミナーが行われました。会場にはアパレル関連の企画設計営業などから100名が参加。
日本のアパレル製品は08年のデータによると数量ベースで94%が海外生産、そのうち92%が中国生産となっています。最近中国の経済成長で労務費が高騰していること、ASEANとの包括的経済連携協定(AJCEP)が締結されたことなどからインドシナ半島の国々などへの縫製産地の一部移動が始まっています。JUKIベトナムの社長をしていた山田昭さんからはベトナムの最新事情を、文化女子大学教授の正田康博さんからはカンボジア、ミャンマー、バングラディシュの縫製事情を、また東工大名誉教授で超高速紡糸の理論構築を行った清水会長から最近訪問した中国事情について話を聞きました。

東京・渋谷の百貨店でJAPAN-FPOメンバーのショップ開設

日本の百貨店・量販店はここ12,3年にわたり売り上げは低下の一途となっており、業界再編や赤字店舗の閉鎖などの措置が続いています。一方、郊外店、セレクトショップ、ショッピングセンター、TVやネットショップなどの新たな業態が増加しています。百貨店としては販売低下に歯止めをかける方策の一つとして新進気鋭のデザイナーブランドを投入することを進めています。東京・渋谷の百貨店パルコPart1にはJAPAN-FPOのメンバーであるsuzuki takayukiが常設店を開設。また、2009年11月から2010年2月までの期間限定ですが、デザイナーミハイル・ギニスのaptformがRaphus cucu、 JNBY、PRESENT、HISUI、mamaniなどと共同ショップを展開しています。

日本で話題のファッションニュースランキング 10/16~11/15

今年最後の大型コラボと言われた「JIMMY CHOO for H&M」のトピックが日本でも注目を集めた。
東京都心部では、海外ブランドの新規出店ラッシュが続くが、多くが旗艦店であり、日本マーケット(日本に訪れる中国人のも)に期待しているのだろう。
2位のmintdesigns(ミント デザインズ)が大手合成繊維メーカー旭化成とコラボレーションして制作した美人顔マスクは、販売までこぎ着けるのは難しいと言われていただけに、製品化まで辿り着かせたブランドの底力が見える。
マーケットは厳しいながらも、それぞれのブランドが独自の販売戦略によって前向きに乗り越えようとしている。

1位 H&M×ジミー チュウ 究極のコラボ、大行列の末ついに発売!

2009年11月14日12時、ファストファッションブランドのH&Mと高級アクセサリーブランドのジミーチュウがコラボする「JIMMY CHOO for H&M」がついに発売となった。
前夜のレセプションに訪れたセレブリティも、H&Mのスタッフでさえも事前に購入することが出来なかったこの超限定コレクション。憧れの高級ブランドが手掛ける靴やバッグをリーズナブルに買えるまたとない機会に、新宿、渋谷、原宿、銀座の都内4店舗には、前日から大行列が出来た。

2位 ミントデザインズの美人顔マスクが遂に製品化!プロダクトフェアで先行販売

東京コレクションで活躍する「mintdesigns(ミント デザインズ)」は11月20日から渋谷パルコにおいて主力商品の衣服ではなく、工業製品を中心に展開する"mintdesignsのプロダクトフェア"を開催、2009-10年秋冬コレクションで初披露された立体型マスク「to be someone」の先行販売が決定した。旭化成とコラボレーションし、高機能不織布 "smash(スマッシュ)" で作られる
マスクは「理想的なバランスの美人顔やチンパンジーの顔の形に成形されている。価格は、各2,940円。「TOKYO FIBER '09」への出展や海外セレクトショップ「merci」で販売が決定するなど、国内外で話題のアイテムだ。
さらに、同コレクションで登場したキラキラ光る"ポリエステルシルク"を使用したトップスやラップスカートなど、本イベント限定の商品を多数販売。また、今回新たにPVC加工を施した、メディコムトイ・コラボプロダクトのPCケースやカメラストラップなど、注目の商品の先行受注も行われる。
■mintdesignsのプロダクトフェア
2009年11月20日(金)ー11月29日(日)
@ミントデザインズガレージストア 渋谷パルコ・パート1 B1F

3位 NIKE 国内最大規模のフラッグシップストアが原宿にグランドオープン

ナイキジャパンは、2009年11月14日、国内最大規模で東京都内初のフラッグシップストア「NIKE フラッグシップストア原宿」を、原宿・表参道にオープンする。
オープンに先駆け、11日に開催されたプレビューイベントでは、アメリカメジャーリーグ活躍した野茂英雄さんと人気俳優小栗旬さんが登場。彼らの作ったシューズは、「NIKEiD STUDIO」Hall of Fame(殿堂)第一号として同店に寄贈されている。
また、オープンを記念して、プレビューイベントに出席した長谷川理恵さん、安田美沙子さん、為末大選手をはじめとする11人のアスリートやアーティストらとのコラボレーションを発表。11通りのスポーツへの想いからインスピレーションを得たスペシャルモデルは、1オープン日より順次販売する。
「NIKE フラッグシップストア原宿」は、訪れた人がスポーツを通して変わるきっかけとなるような、体験型のプロダクトとサービスを充実させ、インスピレーション溢れるストアを目指す。

4位 ジョン・ローレンス・サリバンのレディースが本格デビュー

5位 今年のユニクロ「ヒートテック」は全37型23色、5,000万枚以上を売る!

6位 高校の制服もネット上で自由自在にコーディネイトする時代に

7位 Gap×ステラ発売「Gapフラッグシップ原宿」、原宿駅前にグランドオープン

8位 世界中の女性を虜にする「クリスチャン・ルブタン」がメンズシューズをお披露目

9位 モンクレール、「ビズビム」デザイナーによるメンズの新ライン「MONCLER V」発表へ

10位 脅威の初版100万部!イヴ・サンローランのトートバッグが付録のムック本発売